練習日誌

レント、3月10日練習日誌

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いつも言われることですが・・・声出しおよび歌うときは、何をどのようにするべきかを常に意識することがとても大切です。

【声出しにおける無意識と抑制】
・抑制をきかせた声つまり息のスピード感や音量、音高(ピッチ)をコントロールした発声が『ハーモニー』を生み出します。そして何も考えない無意識な発声は『雑』な音になります。
・“ドレ・ドミ・ドファ・ドソ・ド”の上向形と“ソファ・ソミ・ソレ・ソド・ソ”の下降形を2組に分かれて発声し、ハーモニーを味わう練習をしました。なかなか難しくて、早河先生と林先生の見本演技のようなきれいなハーモニーを生み出すまでにはいたりませんでした。

【失速した“A”】
・「故郷の人々」で、ソプラノのメロディライン“スワニーがわ(wA) や“ちちはは(hA)”のAが失速しているためにピッチが届いていません。失速させないためには息のコントロールが必要です。さらに言えばAをOに近い感じでかぶせるようにそっと発声してみることも・・・。

【tempo rubato】
rubatoの元々の意味は「盗む」こと。音楽的にはある音符の時間を盗んで他の音符に加える・・つまり定められた大きな時間の中で、局所的な時間の揺れを表現することになります。時間を盗む・・・イタリアの人はシャレた表現をしますね。『愛そして風』でrubatoを意識して歌ったら速攻で効果が表れました^^。

【地声・裏声vs胸声・頭声、ミックスボイス】
・今日のレッスンで、女性は裏声で歌うように指導されました。地声で歌うと力みが出てしまうからというのがその理由です。
・地声と裏声、胸声と頭声・・・いずれも一般的に声区と言われますが、ネットで得られた情報を纏めると次のようなことが言えると思います。
 -地声と裏声は、声区を声帯の振動形態で分類した表現
 -胸声と頭声は、声区を共鳴部位で分類した表現
  -地声:声帯筋と声帯粘膜をともに振動させ、主に低中音部に使う。
  -裏声:声帯粘膜(声帯辺縁部)だけを振動させ、主に中高音部に使う。
  -胸声:声帯で発声した音声振動を胸部で共鳴振動させ、主に低中音部に使う。
  -頭声:声帯で発声した音声振動を頭部で共鳴振動させ、主に中高音部に使う。
  -ミックスボイス:ミドルボイスとも呼び、地声と裏声の中間的なもの
  -ファルセット:声帯粘膜同志の接触振動が比較的軽い裏声
尚、これらの言葉には必ずしも定まった定義がないもようです。

tawara  .

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